スポットライト10灯を、鉄のバー2本に。|Z-60B 設置事例
5年前からアクアリウムを始め、以来スポットライトを集め続けてきたYouTuber、HATENAさん。「水槽や植物よりもライトが好きなのではないか」とご本人が語るほどの照明愛好家です。
そのHATENAさんが、Z-60Bを2本購入し、自作の植物棚に吊り下げていたスポットライト10灯以上をすべて置き換えてくださいました。購入から開封、設置、点灯までの一連を、動画にまとめていただいています。
動画提供:HATENAさん
きっかけは、Instagramの広告だった
昔の私だったら、広告を見て「誰が買うねん」と思っていたんですけど、今回のこのライトは一目見た瞬間に購入しました。
購入の決め手は、性能ではなく見た目だったと語られています。
ただ、それは「かっこいいから」という単純な話ではありませんでした。
ライトとかの機材だって、1つのインテリアとしてその空間に馴染む美しさ。そういったところに、非常に引かれるものを感じるんですよね。
Z-60Bを設計したのは、まさにこの一点のためでした。
植物育成ライトを、植物と暮らすための家具として成立させること。
それが、最初に決めたことでした。
開封 — 細部が語るもの
動画では、開封の様子を丁寧に追っていただきました。
- 箱を開けた瞬間のロゴ入り厚紙と、黒い緩衝材
- 吊り下げワイヤーまでオールブラックで統一した吊り具
- 1kg近い重量のLEDドライバー
こういう細かいところまでしっかり気を使っている。ここがこのブランドのいいところなんじゃないかと。
吊り具のワイヤーは、シルバーのまま使われることが多い部材です。Z-60Bブラックでは、本体の質感を空間の中で途切れさせないため、ワイヤーにも黒のコーティングを施しています。
鉄という選択

Z-60Bのフレームは鉄です。表面は粉体塗装で、粉末状の塗料を吹き付けて焼き付けることで、わずかな凹凸のあるテクスチャーが生まれます。
本体重量は1.5kg、ドライバーを含めた総重量は2.8kg。アルミ押出材を使えば、この重量は半分以下にできます。それでも鉄を選んでいるのは、指で触れたときの密度と、空間に置かれたときの存在感が変わるからです。
鉄のフレーム、これが本当に一番の特徴で。持ってみるとめっちゃ重い。この質感、これに2万5800円払いました。
サイズはW67 × H13.5 × D4.9cm。横幅は67cmありますが、奥行きは5cm未満です。
結構長いんですよね。ただ側面から見ると非常に薄いので、圧迫感というのはないですね。ただ、この鉄の存在感が最高です。

3300Kという色温度

Z-60Bの色温度は3300K。植物育成ライトとしては、意図的に低い設定です。
私は色温度の高いライトを結構使っていたので、この低めの、ちょっと黄色みがかった色。インテリアっていうのはこういうことですよね。おしゃれな間接照明を置いてる空間って、だいたいこんな色でしょ。そこを一番再現している、まさしく我々人間のことをしっかり考えてくれているライトだなと。
植物にとって必要な波長を確保したうえで、人が過ごす部屋の色として成立させる。この両立が、Z-60Bのスペクトル設計で最も時間をかけた部分です。搭載しているLEDチップはSamsung LM301H。光の質、回路設計、放熱設計は自社で行い、石川県白山市で組み立てています。
2本で、空間が完成する

1個だけだとこの空間には合わない。これ、やっぱり2個ないと完成しないって思ったんですよね。
不揃いなスポットライトが並んでいた棚が、同じ形の光が2本並ぶことで、ひとつの面として整う。照明を長く見てきた方の判断です。
237Wから、124Wへ
置き換え前、この植物棚にはスポットライトが10灯以上、合計237Wぶん吊り下げられていました。置き換え後は62W × 2本で124W。
差が113Wで、これを12時間点灯していますので、だいたい1ヶ月の電気代の差額が1200円くらいあるんですよね。ということは1年間で1万4400円の差。2年で1台分の差額をペイできます。支払い先が、電力会社からボタニクスさんに変わっただけということで。
ただし、消費電力が下がるということは、光量も下がるということです。スポットライト10灯以上から2本への置き換えで、棚に届く光の総量は確実に減っています。HATENAさんにも、この点は事前にお伝えしました。
確かに光量についてはだいぶ落ちるので、管理も気をつけたいと思います。
Z-60Bは照射距離20cmでPPFD 600µmol前後(中心値)を確保しています。多くの観葉植物や塊根植物にとって十分な数値ですが、必要な光量は植物の種類・株の状態・棚板までの距離によって変わります。同じような置き換えをご検討の場合は、いま使われている器具の光量と、製品ページのPPFDデータを照らし合わせてご判断ください。
電気代の試算はHATENAさんご自身の設置環境・点灯時間・契約電力単価に基づくものです。消費電力の削減量や電気料金の差額は、置き換え前の器具構成やご契約内容によって変わります。また、消費電力の削減は光量の減少をともないます。導入前と同じ光量を確保したい場合は、必要な台数が変わります。
個体ごとの計測レポート

BOTANICSは、出荷する1台ごとに光の計測レポートを同梱しています。動画では、この点にも触れていただきました。
ボタニクスさんのこだわりが詰まってるなっていうのが、この個体ごとの計測レポート。細部へのこだわり、こういうの本当に大好きです。
代表は、モニターメーカーEIZOで開発に携わっていたエンジニアです。表示デバイスの世界では、個体ごとの実測値を添えて出荷することが品質の前提でした。同じ基準を、植物育成ライトに持ち込んでいます。
「哲学、思想が乗っかった製品」
動画の最後を、HATENAさんはこう締めくくられています。
ジャンルは違うんですが、なんかApple製品みたいなワクワク感、シンプルさ、美しさ。そういったものが感じられるこのライト。こういった哲学、思想が乗っかった製品が、今後も増えていってくれたらと切に願っております。
私たちが目指している場所を、これ以上正確に言い当てた言葉はありません。ありがとうございました。
このお部屋のセットアップ
| 使用製品 | BOTANICS Z-60B ブラック × 2 |
|---|---|
| 設置方法 | 自作の植物棚上部のライトレールに吊り下げ(市販の吊り下げパーツ・レール用電源アダプタを使用) |
| 給電 | ライトレールから直接給電 |
| 点灯時間 | 1日12時間 |
| 置き換え前 | スポットライト10灯以上/合計237W |
| 置き換え後 | 62W × 2本/124W |
| PPFD | 約600µmol(照射距離20cm・中心値) |
| 色温度 | 3300K |
| 育てている植物 | グラキリス、アガベ、ギラウミニアナ、ブーファン etc |
| 照射距離 | 約20cm |
Z-60Bはダクトレールへの直付けには対応していません。レールでお使いになる場合は、市販の吊り下げパーツをご用意ください。詳しくはFAQをご覧ください。
Movie by HATENA CHANNEL
掲載にあたり、ご本人の許諾をいただいています。
BOTANICS Z-60B
天井やダクトレールから吊り下げる、鉄フレームのバータイプ。
PPFDの実測値、スペクトル、設置寸法は製品ページでご確認いただけます。
