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置き換えずに、足す。|Z-60B 設置事例

BOTANICS in Your Room #02 — Mokku

前回ご紹介したHATENAさんは、10灯以上のスポットライトをZ-60B 2本に置き換えられました。今回のMokkuさんは、まったく逆の使い方をされています。

既存のスポットライトはそのまま残し、その奥にZ-60Bを1本足す。置き換えではなく、併用です。


この記事は、Mokkuさんからいただいたご連絡と、お送りいただいた写真をもとに構成しています。引用はすべてMokkuさんの言葉です。


点の光と、線の光


Mokkuさんの棚には、もともと黒いソケットタイプのスポットライトが並んでいました。レールから吊り下げ、真下の株に光を集める配置です。


Z-60Bは、そのさらに奥に設置されています。バーは株を直接狙わず、杉の背板に沿って水平に光を流しています。


役割が違うので、2つは競合しません。スポットライトが「点」で株を狙い、Z-60Bが「線」で棚全体を持ち上げる。結果として、光が届く範囲が広がり、影が浅くなります。



Z-60Bは奥行き4.9cmです。既存の器具の後ろに入れても、棚の手前から見たときに厚みが気になりません。この薄さは、こうした後付けの設置で効いてきます。


黒で、揃う


やっぱり良いです。吊金具まで統一された黒で見た目良く、光量もバッチリ。

Mokkuさんの棚は、ソケットランプもレールもチェーンも黒で統一されていました。そこに新しい器具を足すとき、金具の色がひとつ違うだけで全体が緩みます。


Z-60Bブラックでは、本体だけでなく吊り下げワイヤーにも黒のコーティングを施しています。ワイヤーはシルバーのまま使われることが多い部材ですが、そこを揃えないと、空間のなかで質感が途切れるからです。


揃っているのは、照明だけではありません。棚に並ぶ鉢はすべて同じ形のコンクリート鉢で、受け皿も、下に敷かれたスレートも黒。化粧砂の色まで揃えられています。


暗い色でまとめられた鉢と器具が、杉の明るい木肌を背景にして浮かび上がる。この棚は、そういう構成になっています。


Z-60Bの黒は、こうしてすでに完成している空間に、後から入っても成立するためのものです。



前回のHATENAさんからも、同じ箇所について同じ評価をいただきました。細部の判断が、使う方には正確に伝わっています。


杉の壁が、反射板になる


Mokkuさんの棚は自作で、背板に杉材が使われています。

棚の杉材に反射したせいなのか、思っていたよりすごい光量が出ました。

明るい色の木は、光をよく返します。バーを背板に沿わせると、板全体が発光しているような状態になり、正面から当てるよりも光が柔らかく、広く回ります。株の側面や、鉢の裏側にも光が届きます。


これは設置の知見として、そのまま応用できます。背板が明るい色の棚では、バーを板に寄せて配置する。逆に背板が暗い色や黒の場合、同じ効果は得られません。



光量は、高さで決まる


やはり光量の力強さですね。思っていたよりも光量があり、アガベにもバッチリだと感じました。

Mokkuさんは、ライト植物までを12〜13cmほどで設置されています。BOTANICSが公表しているPPFD 600µmol(中心値)は照射距離20cmでの数値ですので、それよりも近い位置ということになります。光量は距離で大きく変わります。


Z-60Bには調光機能がありません。そのことについて、Mokkuさんはこう書かれていました。

光量調整機能はありませんが、吊り下げのワイヤー長さの距離で光量調整が簡単に出来る点ですね。

吊り下げの高さを変えることが、そのまま光量の調整になります。株の状態を見ながら数センチ単位で動かせるほうが、段階的な調光よりも扱いやすい場面があります。


徒長したアガベを、光の下へ


現在は、光量が足りず徒長気味だったアガベをライト下に置かせてもらっています。


ひとつ、正確にお伝えしておきたいことがあります。すでに徒長した葉が、光を当てて元に戻ることはありません。アガベの葉は、展開したあとに形が変わらないためです。


光量を確保したときに変化が現れるのは、これから展開する新しい葉です。株の中心から出てくる葉の間隔が詰まり、鋸歯がしっかりと出るようになります。徒長した外側の葉は、そのまま残りながら、時間をかけて下葉として枯れ上がっていきます。


つまり、判断できるようになるまでには、その株の生育サイクルぶんの時間が必要です。Mokkuさんの株の経過は、あらためてご報告させていただく予定です。


棚に、ぴったりだった


この自作の植物棚に、ジャスト過ぎて自分のために作ってくれたのかと思うくらい、サイズがピッタリでした。

Z-60Bの横幅は67cmです。


偶然ですが、Mokkuさんの棚にちょうど収まりました。



Mokkuさんは吊金具をお持ちでなかったため、設置まで少しお時間がかかったとのことでした。Z-60Bはダクトレールへの直付けには対応していません。レールや棚に取り付ける場合は、市販の吊り下げパーツをご用意ください。詳しくはFAQをご覧ください。


このお部屋のセットアップ

使用製品 BOTANICS Z-60B ブラック × 1
設置方法 自作の植物棚。既存のソケットライトの奥に、背板に沿わせて吊り下げ
併用機器 ソケットタイプのスポットライト(既設)
自作。背板は杉材
照射距離 約12〜13cm(ライトから植物)
育てている植物 アガベ、塊根植物、多肉植物、チランジア
点灯時間 1日12時間
本体サイズ W67 × H13.5 × D4.9cm
PPFD 約600µmol(照射距離20cm・中心値)
色温度 3300K

Photo by Mokku
掲載にあたり、ご本人の許諾をいただいています。

BOTANICS Z-60B

天井やダクトレールから吊り下げる、鉄フレームのバータイプ。
PPFDの実測値、スペクトル、設置寸法は製品ページでご確認いただけます。

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